湘南にのみや・二宮駅前・歯科クリニック はら歯科クリニック

親が歯医者に行か親が歯医者に行かない本当の理由

親が歯医者に行か親が歯医者に行かない本当の理由

当院のホワイトニングについて

はら歯科クリニックでは、歯科衛生士によるオフィスホワイトニングを行っています。
痛みに配慮した施術で、自然な白さを目指します。

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親に「歯医者に行って」と言っても行かない理由|二宮町の歯科医師が解説

「何度言っても、親が歯医者に行ってくれない」
「歯が何本か無いのに、大丈夫の一点張り」
「言うと不機嫌になるので、それ以上言えなくなる」

——連休でご実家に帰られた方から、こうしたご相談をいただくことがあります。

そして多くの方が、「面倒くさがっているだけ」「頑固だから」と受け止めています。

しかし、私たちが実際に来院された方からお聞きする理由は、少し違います。二宮町のはら歯科クリニックでの実感として、行かない側には行かないなりの理屈があるということをお伝えします。ここが分かると、伝え方が変わります。


行かない理由は「面倒」ではありません

理由1:困っていないので、必要性を感じていない

これが最も多い理由です。

虫歯も歯周病も、初期から中期にかけては痛みが出ません。歯が何本か無くても、残った歯で噛めてしまいます。ご本人の感覚としては、本当に「困っていない」のです。

ここで「行ったほうがいい」と言われても、噛み合いません。困っていない人に「治しに行け」と言っているからです。

理由2:「怒られる」と思っている

これは、外からはほとんど見えない理由です。

長く歯科に行っていない方ほど、「こんなに放っておいて」と叱られることを予想しています。歯が何本も無い、歯石が溜まっている、前に治療を途中でやめた——心当たりがあるほど、行きにくくなります。

「行っていない期間が長いほど、行きづらくなる」という構造があります。時間が経つほどハードルは上がり、自力では動きにくくなっていきます。

理由3:自分だけの問題だと思っている

「自分の歯なんだから、自分が我慢すればいい」

こう考えている方は少なくありません。噛めなくなることが、食事の内容や体力、ひいては家族の負担につながるという発想がないのです。

「あなたのため」より「私たちのため」のほうが届くことがあるのは、この理由によります。


「行って」は、なぜ効かないのか

指示は行動に変わりにくい

「歯医者に行きなよ」は、正しい指摘です。ただし、相手に全部の作業を渡す言い方でもあります。

  • どこの歯科医院に行くか調べる
  • 電話をかける
  • 日程を決める
  • 一人で行く

言われた側は、この4つを自分でやることになります。困っていない人が、この手間を引き受ける確率は高くありません。

正論は、反発を生みやすい

さらに、指摘が正しいほど、言われた側は自分が責められていると受け取りやすくなります。不機嫌になるのは、反論できないからです。

会話が止まってしまえば、次はもっと言いにくくなります。


伝え方を変えると、動くことがあります

1. 「行って」ではなく「一緒に行く」

最も効果があるのが、同行を前提にすることです。

届きにくい言い方 届きやすい言い方
歯医者に行きなよ 私も検診に行くから、一緒に行かない?
早く診てもらって 〇日の午前、空いてる?送っていくよ
ちゃんとしないとダメだよ 心配だから、見てもらうだけでもいい?

「送っていく」「予約は取っておく」まで引き受けると、残る作業は当日その場に行くことだけになります。

2. 目的を「治療」にしない

「治しに行こう」と言われると、身構えます。

  • 「見てもらうだけ」
  • 「掃除だけしてもらおう」
  • 「今どうなってるか、聞くだけでいい」

入り口を軽くする。実際、初回に何をどこまで行うかは、ご本人の希望に合わせて調整できます。当院でも、初回は検査と説明のみとし、治療は次回以降にすることがよくあります。

3. 「困っていること」から入る

正面から歯の話をするより、生活の中の困りごとから入るほうが受け入れられやすいことがあります。

  • 「最近、お肉残してるよね。噛みにくい?」
  • 「食事の途中でむせること、増えてない?」
  • 「入れ歯、外してる時間長くない?」

ご本人が「そういえば」と自分で気づいたときは、動く確率が上がります。気づくのは本人、段取りは家族が現実的な役割分担です。

4. 心配を、感情として伝える

説得より、素直な一言のほうが届くことがあります。

「長く元気でいてほしいから、見てもらってほしい」

理屈で負かす必要はありません。むしろ理屈で勝つと、相手は引っ込みがつかなくなります。


歯科医院は、叱る場所ではありません

これは、私たちの側からはっきりお伝えしておきたいことです。

何年空いていても、歯が何本無くても、途中で治療をやめていても、責めることはありません。

私たちが知りたいのは、これまでの経緯ではなく、今どうなっていて、これからどうするかだけです。過去を責めても、1本も歯は戻りません。

  • 「30年ぶりです」という方もいらっしゃいます
  • 「前の医院で途中でやめてしまって」という方もいらっしゃいます
  • 「怖いので、今日は見るだけにしてほしい」というご希望も承ります

そう言っていただいて構いません。それを前提に進めます。


ご家族だけで相談に来ていただいても構いません

ご本人がどうしても動かない場合、ご家族だけでご相談にお越しいただく方法があります。

  • 今の状態から、何が起こりうるか
  • 通院にどのくらいの回数・費用がかかりそうか
  • 通院の負担をどう減らせるか
  • どう声をかけると動きやすいか

これらをお話しするだけでも、次の一手が決めやすくなります。ご本人の受診前提ではありませんので、お気軽にどうぞ。

二宮町・大磯町・平塚市からご来院いただいています。


まとめ

  • 行かない理由は「面倒」ではなく、困っていない・叱られると思っている・自分だけの問題だと思っている
  • 「行って」は、相手に全部の段取りを渡す言い方
  • 効くのは「一緒に行く」「予約は取っておく」「送っていく」
  • 入り口は治療ではなく「見てもらうだけ」でよい
  • 歯の話より、食事の困りごとから入るほうが届きやすい
  • 歯科医院は過去を責める場所ではない
  • ご家族だけの相談も可能

連休の食卓は、気づく機会でもあります。「今度、一緒に行こう」——まずはそこからで構いません。


ご家族の受診についてご相談されたい方は

はら歯科クリニック

二宮駅北口徒歩2分|火〜土 診療

TEL: 0463-51-6644

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はら歯科クリニック(神奈川県中郡二宮町・二宮駅から徒歩2分)
予防歯科・義歯治療・ホワイトニング
診療時間:火〜金 9:00〜13:00/14:00〜17:00(最終受付16:30)、土 9:00〜15:00(最終受付14:30)
休診日:日・月・祝

ご注意(禁忌・留意事項)

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の診断・治療を推奨するものではありません。
※受診の必要性や治療内容は、診察のうえで判断いたします。効果や経過には個人差があります。
※ご本人の同意なく、ご家族のみの判断で治療方針を決定することはできません。ご家族のみのご相談は、一般的な情報提供と受診の進め方についてのご案内となります。
※認知症等により意思確認が難しい場合は、対応の進め方が異なります。事前にご相談ください。
※心疾患・糖尿病など全身疾患のある方、服薬中の方は、処置の内容や時期に制限が生じる場合があります。お薬手帳をご持参ください。
※通院の負担や費用は、お口の状態により大きく異なります。

参考文献

  • 厚生労働省 e-ヘルスネット「オーラルフレイル」「歯・口腔の健康」
  • 日本老年歯科医学会「高齢者の歯科治療に関する指針」
  • 公益財団法人 8020推進財団「永久歯の抜歯原因調査」
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